海運船隊増強計画
前の続き。海運大手3社は目下商船隊の大幅増強を実行中。海外の海運会社の状況がよくわからないけど、正直少し作りすぎの予感も。もっとも自社保有はそれほど多くないのである程度のリスク分散はできているのかもしれない。
日本郵船 New Horizon 2007 ※LSPⅡの見直し版
07年度計画
売上2兆1500億円 経常利益1350億円 純利益800億円
ドライバルク・タンカー・LNG船 484隻(05~07年度に110隻新規投入)
自動車船 110隻(05~07年度に25隻新規投入)
定期船 193隻(05~07年度に36隻新規投入)
その他含む総計 787隻(05~07年度に171隻新規投入)
2010年度までに売上2兆5000億円・経常利益2000億円・保有船舶合計932隻を目指す
日本郵船は他社に比べて利益率が劣る。物流の売上は多いが、利益率がいまいち。もっとも物流と海運事業の相乗効果分があるとも考えられるのでいちがいにはだめといえないもかも。
商船三井 MOL STEP Review(06年11月に進捗状況発表)
07年3月予想 売上1兆6000億円 経常利益1750億円 純利益1120億円
07年~09年度で資源エネルギー分野に112隻、製品輸送分野に30隻新規投入計画
利益と売上のバランスを考えると実際にはここが業界トップなのかもしれない。保有船舶量も郵船ほぼ同じ。
川崎汽船 “K”LINE Vision 2008+
08年度目標 売上1兆1000億 経常利益1100億円 純利益700億円
05~08年度にコンテナ船27隻、バルク船83隻、自動車船32隻、LNG船24隻、タンカー16隻、その他10隻の合計192隻に投資→保有船舶500隻体制を目指す
他の2社と比べると、少し規模の面では劣るが負債と自己資本のバランスはよい(決して自己資本が多いというのがいいわけではないが)。
※3社とも均一の項目で数値を出したかったがどうもいいデータがなかった。
ちなみにどの会社も07年の業績見通しは、売上が目標を上回る一方で利益率はあまりよい数字が出ない模様。今後の運賃市況は04年度の6~7割を郵船と商船三井が予想している(川崎汽船は見つけられず)。しかし、すでにけっこうな量の船舶が投入されている割にはそんなに市況が落ちていないような。中国需要恐るべしか。
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